紙面の説明
紙面はレースの基本情報を記したレースヘッダ、SPI(スピード能力指標)の平均値や指数割合、展開予想などを記した補足情報、出走馬のSPI群やスピード指数履歴を記した評価表、各予想モデルの買い目を記した買い目表で構成されます。
レースヘッダ
- 1.競馬場名・レース番号
- 2.年月日・曜日・競馬場名・レース番号
- 3.レース名
- 4.品種区分・レース区分・馬場距離・順回り方向
- 5.1~5着の賞金額(円)
- 6.発走時刻
補足情報
- 1.能力偏差
- SP平均の上位馬平均、全頭平均、全頭平均の偏差です。全頭平均が高いほどレベルが高く、偏差は値が小さいほど全頭の能力が接近して混戦です。
- 2.短評
- レースの短評です。
- 3.先行争い
- 先行力の上位5頭の偏差。先行争いの激しさの度合い。標準偏差で判定する。激、普、穏の順で能力が接近している。
- 4.指数純度
- 出走馬全頭のスピード指数のうち、当該競馬場のスピード指数の割合。100%に近いほど当該競馬場の指数が出揃っている。※85%以上は赤色、35%以下は青色表示
- 5.無評価
- スピード指数が無い馬で評価対象外の頭数。
- 6.展開予想
- 馬群の予想隊列。馬番背景は枠色。SP能力値上位馬は赤太枠。 ※指数の無い馬の馬番表記はありません
- 7.出馬表
- クリックすると無料版の出馬表を別ウインドで表示します。
- 8.紙面の説明
- クリックすると紙面の説明をご覧いただけます。
- 9.堅実ボックス
- 地力系SPIの高い馬から抽出した馬番ボックス作戦です。馬番連勝複式やワイド(拡大馬連)などの2連系馬券にお勧めです。
- 10.特大ホームランFM(フォーメーション)
- 地力系SPIと特質系SPIから抽出した馬番フォーメーションで中~高配当を狙えます。3連複や3連単などの3連系馬券にお勧めです。
評価表
- 1.評価印
- 各予想モデルの評価印です。
- 2.補完SPI
- 単独で用いることを想定せず、他のSPIと併せて用いることを前提としたSPIです。地力、脚質SPIはスピード指数の平均値であるのに対して、補完SPIは特定の指数をもとに算出したSPIです。もちろん、単独で用いても予想は十分可能で信頼できるSPIでもあります。
- 上昇
- 指数の上昇度で勢いを示します。+は上昇、-は下降を示し、大きさによって数字上の矢印で示されます。直前のスピード指数とスピード指数の平均値の差で算出します。
- 調整
- スピード指数の調整値です。調整値とは直前のスピード指数を今回の斤量で調整した指数で、今回発揮するスピード指数を想定した実戦的なSPIです。軸馬の選定や調子のバロメーターとして活用できます。
- 最大
- スピード指数履歴のうちの最大値です。過去5走内にマークした最大のスピード指数で、近走における最大能力と判断できます。直前に最大値がマークされていれば極めて勢いがあることを示唆します。また、近走は指数が下降気味でも、4、5走前に最大値がマークされていれば再び最大値をマークする可能性が大きいと言えるでしょう。穴馬を見つけ出す際にも活用できるSPIです。
- 3.地力SPI
- スピード指数の平均値で表されるSPIで馬の地力を示します。スピード指数履歴の平均値を使用することで、最も基本的な能力を示すSPIと言えるでしょう。
- SP平均
- スピード指数履歴の平均値です。最大過去5走のスピード指数から算出します。( )内の数値はスピード指数の変動値です。変動値はスピード指数履歴の標準偏差を利用した指数で、スピード指数の変動幅(上下動)を示します。変動値は大きいほどスピード指数の変動幅が大きく「ムラ駆け傾向」であることを示唆します。逆に、変動値が小さいほどスピード指数の変動幅が小さく「堅実駆け傾向」であることを示唆します。
- 当該平均
- 今回の競馬場におけるスピード指数の平均値です。当該平均が大きければ今回の競馬場が得意、逆に小さければ苦手と見ることもできます。SP平均だけでは見えない穴馬を発見することも可能でしょう。なお、当該競馬場に初出走の馬は算出されません。
- 4.馬名とSP能力値
- 馬名
- 競走馬の名前です。
- SP能力値
- SP履歴のスピード、先行、上り指数から算出されるスピード能力値です。無料版紙面ではかなりの実績を残しています。単独でも十分予想が可能と言えるでしょう。上位5頭は赤色ボールドで記されます。また出走馬中トップの馬は背景が赤色に反転表記されます。
- 5.脚質SPI
- 先行指数と上り指数から算出されるSPIで、脚質と極めて相関性が高いSPIです。
- 先行
- 先行する力を示します。最大近2走の先行指数から算出します。このSPIが大きいほど先行力があると言えます。
- 末脚
- 末脚の力を示します。最大近2走の上り指数から算出します。このSPIが大きいほど末脚力があると言えます。
- 脚比
- 先行と末脚の比率です。先行と末脚の各SPIの和を100としたときの比率を示します。大なりのSPIは赤色表記されます。
- 特質
- 脚比(先行と末脚の比率)の差の絶対値で、脚質の特質を示します。このSPIが大きいほど、脚比(先行と末脚)の大きい方のSPIの特徴が大きいことを示します。例えば、脚比が64:36であるとき、その特質は28であり、先行力に極めて大きい特質があります。この馬は大逃げを打つか、かなりの確率で逃げの手に出ると予測できます。逆に、脚比が43:57であるとき、その特質は14であり、末脚力に大きい特質があります。この馬はジックリ脚を温存して、最後の直線で追い込みに懸けるレースに出ると予測できます。過去の検証では人気薄の好走馬は特質が高い傾向があります。
- 展力
- 展開力の略で展開における総合力(立回り力)を示します。最大過去2走の先行、上り指数から算出します。特質SPIを保証する補完的SPIとも言えます。例えば先行の特質が大きくても、展力が小さければ、この馬は果敢に逃げるものの、最後の直線で失速することを示唆します。また、末脚の特質が大きくても、展力が小さければ、この馬は直線勝負に徹するものの、追い込み届かず掲示板止まりとなることを示唆します。逆に、先行の特質が大きく、展力も大きければ、この馬は果敢に逃げ、あるいは先行して、最後の直線でも脚色が鈍らず押し切る可能性が高いと言えます。また、末脚の特質が大きく、展力も大きければ、この馬は最後の直線で豪快に追い込み、差し切り勝ちを収める可能性が高いと言えるでしょう。特質で脚質の特徴を、展力で展開に動じない(崩れない)馬を把握できます。過去の検証では人気馬の好走馬は展力が高い傾向があります。
- 6.SP履歴
- 最大過去5走のスピード指数、先行指数、上り指数の履歴です。上位指数のAランクは赤、Bランクは黄でそれぞれ記されます。 ※基準タイムのサンプル数が少なく信頼性の低い指数はブルーで記されます。参考指数は評価対象外です。参考程度に見ることを推奨します。
※評価表のスピード指数は無料版と同じ指数を使用しています。
買い目表
各予想モデルの買い目です。馬券種とその馬番号の組み合わせ、点数が表示されます。馬券種は単勝式(単勝)、普通馬番号二連勝複式勝馬投票法(馬連)、馬番号三連勝単式勝馬投票法(3連単)のフォーメーションです。各予想モデルの特徴は下記の「強力な3つの予想モデル!」を参照してください。
強力な3つの予想モデル! | ||
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地力SPIを全面信頼してSP平均を基軸評価する。無料版とは違い独自の平均値評価法を有しており、スローペースなどイレギュラーな指数を排除して再平均を算出する。さらに補完SPIの調整値、上昇度で各馬の調子を把握してSP平均との総合評価で軸馬を含む馬券対象馬を選定する。連下の紐馬は脚質SPIも参照して、先行、末脚力と特質のバランスのある馬を抽出。開発者馬王子の思想がもっとも反映された予想モデルになっているのが玉に瑕(泣)。過去3カ月の検証では単勝、馬連、3連単とも平均的なパフォーマンス。プレミアム本紙の大役を担う存在だ。 | 展開に相関性が高い脚質SPIを全面信頼して展力(展開力)を基軸評価する。次に先行力、末脚力の上位4~5頭の標準偏差を参照して展開を探り、レースの前後傾を把握。展開の予測によって先行力、末脚力に優れた馬を高評価する。さらに展開に対応できる展力と特質のバランスも評価対象にしている。脚質SPIを重視した予想モデルになっており、過去の検証では単勝、馬連で高いパフォーマンスを見せた。プレミアム紙面ではエース格の予想モデルである。プレミアム本紙と激走馬ズーカの中間的存在で3連単の爆発力はないが高配当も十分狙える。 | 地力SPIのSP平均と補完SPIのSP最大を基軸評価する。ただし、SP最大により比重を置いて評価する。たとえ近走の指数が下降気味でも、最大能力を信じて積極的に買い挑む。さらに脚質SPIの特質が高い馬に注目して逃げ残り馬や、追い込み馬も常にロックオン。連下の紐馬にはSP最大が高いことが前提で、特質と展力のバランスに優れた馬を評価する。大穴を狙いすぎて不振に落ちおることが頻繁で全面的な信頼は少々危険か。プレミアム紙面の全予想モデルの中で的中率は低めだが、一発逆転もある個性的な予想モデルだ。 |